北海道産の桜でつくられたダイニングテーブルを食卓に。桜の無垢材は稀少で家具に使われること自体珍しいのですが、狂いが少なく、木の密度が高いのでほこりを吸いにくいといった利点があります。無垢材のため一点一点表情が異なるのが魅力ですが、天板に浮かび上がる木目からは、北国の厳しい冬を幾度も耐え抜いてきた桜の強さを感じられます。
一方でデザインは、薄めに仕上げた天板と先端に向って細く伸びる脚が、スタイリッシュなフォルムを創出。天板の四隅や脚の角、内側にはゆるやかなアールをほどこし、シャープでありながらもやさしい印象に。無垢材の持つ野性味と、洗練されたデザインが生み出す唯一無二のコントラストを楽しめる一品です。
驚きなのは、強度が最も重視されるテーブルにおいて、これだけの脚の細さを採用していること。創業70余年の実績を持つ広島の工場が試行錯誤を重ね、がたつきやぐらつきのない安定感ある構造を実現しました。