2024.04.27
オイル仕上げのテーブルの取り扱い方やお手入れ・メンテナンスについて
オイル仕上げとは、天然の植物性オイルを木の表面に浸透させて保護する塗装。ウレタン塗装のように表面を塗膜で覆ってしまわないので、それぞれの樹種が本来もつ質感や木肌の風合い、また経年変化をそのまま楽しめるのが特徴です。一方で表面に塗膜を張らないため、水分が浸透しやすく、シミになりやすかったり、長く使っているとオイルが抜けてきて表面が毛羽だってくるので、定期的にメンテナンスをしていただくことをお勧めしています。
基本はから拭き。水拭きの場合はしっかり絞る
まず日々のお手入れは基本的にから拭き、もしくは固く絞った布巾で拭いていただき、水分が残らないようにしてください。次にメンテナンスについてですが、こちらはオイルが抜けて、表面がカサカサしてきたり、細かな傷やグラスの輪じみが気になってきた頃に実施していただくのが良いかと思います。理想は1〜2年に1度くらいの頻度でしょうか。
手順としては、こちらも固く絞った布巾でほこりを拭いた後に、傷や汚れがある部分を目の細かなサンドペーパー(#320〜#400程度)を木辺に巻くなどしてフラットにし、木目に沿って軽く磨きます。その後、ウエス(綺麗な布もしくは着古したTシャツ等)にオイルをつけて伸ばすように塗り広げて下さい。作業をする際は窓を開けるなど風通しを良くしてからにしましょう。最後に綺麗なウエスで余分なオイルを拭き取って半日程度乾燥させてください。
使用するオイルは、ホームセンターやインターネットなどで市販している家具用のメンテナンスオイル(無色透明のもの)を使っていただいて構いません。また商品に使用しているオイルは製造工場によって異なりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。
難しく考える必要はなくて、イメージとしては革靴を磨くような感覚です。傷やシミが目立ってきたり、オイルが抜けてきたなと思った頃に施していただければ良いかと思います。定期的にメンテナンスをすることで、より木の風合いが増して、長くお使いいただけます。ぜひ、チャレンジしてみて下さい。
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