2024.10.9
ホワイトアッシュ材の特徴について
北米産の広葉樹で、「ホワイトオーク」や「ウォールナット」と同様、家具に使われる材料として安定した人気を誇る「ホワイトアッシュ」。日本の「タモ」や「トネリコ」と同じモクセイ科に属す近縁種で「アメリカタモ」や「アメリカトネリコ」とも呼ばれます。成長すると高さは40mにも及ぶと言われ、森の中で空に向かって真っ直ぐに伸びるその姿は古くからネイティブ・アメリカンの間で神聖なものとされてきました。
オイル仕上げで際立つ白い木肌と力強い木目
特徴は何と言ってもその名の通りの白い木肌。また鮮やかで力強い木目はオイル仕上げにすることでますます際立ちます。自然な佇まいが飾らない印象の空間を作り出すため、家具だけでなく、フローリングやドア周りの建具などにも使われ、木の風合いを生かしたナチュラルインテリアを演出します。
また堅さと粘り気が強く、衝撃に強いのも特徴。その弾力性の高さから、多くのメジャーリーガーがバットの素材として「ホワイトアッシュ」を採用しています。ほかにもテニスのラケット、ボートのオール、スキー板、ホッケーのスティック、ビリヤードのキューなどなど、挙げればキリがありません。
経年変化も気になるところですが、「ブラックチェリー」や「ホワイトオーク」に比べると「ホワイトアッシュ」の変化はそれほど大きくありません。とはいえ、時間の経過とともに黄色味が強くなり、緩やかに色濃く変化していきます。
清潔感があり、北欧インテリアやナチュラルインテリアなど、様々なインテリア空間に馴染みやすい「ホワイトアッシュ」の家具を、ぜひお部屋に取り入れてみてください。
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