2024.06.20
丸テーブルのサイズ選びについて
「ちゃぶ台」の時代から日本人に馴染みの深い丸テーブル。四角いテーブルのように対面で向かい合うよりも、斜めに座る方がリラックス効果もあり、お互いの顔が見えやすく、会話も弾むと言われます。また角が無いので小さなお子様がいても安心だったり、お部屋に柔らかい印象を持たせる効果も期待できます。
しかし一方で、四角に比べて部屋の占有スペースや食事スペースがイメージしにくく、サイズ選びが難しいというお声も…。
ここではそんな疑問を解消すべく、丸テーブルの最適なサイズ選びについてお話ししたいと思います。
丸テーブルを置くのに必要なスペースは?
丸テーブルは四角いテーブルと違って、一辺を壁に付けたり、カウンターにくっつけて使うことができません。ということは、縦横それぞれに占有スペースを必要とするということです。では、どれだけスペースを必要とするのでしょう?
これは四角、丸に関わらず言えることですが、テーブルにセットした椅子に人が座った状態で占めるスペースは、一般にテーブルのサイズに加えて+約50センチと言われます。また椅子に出入りする際に必要なスペースは、+約75センチ。つまり、テーブルを使用する際に必要となるスペースは最大でテーブルサイズ+75センチということになります。
ということは、直径110センチの丸テーブルに四方から4脚椅子をセットして使うとすると、75センチ+110センチ+75センチとなり、縦横それぞれに260センチのスペースが必要ということです。
またテーブルにセットされた椅子の後ろを人が通るためには最低60センチ必要です。つまり、テーブルを使用しない時でも60センチ+110センチ+60センチとなり、縦横それぞれに230センチのスペースが必要になります。
人数に見合う最適なサイズは?
まず、ひとりの人が食事する際に必要とするスペースは一般的に幅60センチ×奥行き40センチと言われています。例えば、四角いテーブルの場合は4人掛けで幅120センチ×奥行き80センチが最低でも必要ということです。
同様の目安で丸テーブルの場合は面積で考えてみます。
1人あたり60センチ×40センチですから、つまり面積は2400平方センチということになります。2人だと4800平方センチ。仮に直径70センチの丸テーブルだと、テーブルの面積は半径(35センチ)×半径(35センチ)×3.14なので、3847平方センチ。少し狭いことがわかりますね。直径80センチであれば、5024平方センチなので最低限のスペースは確保できそうです。
そのように考えると、1〜2人掛けに最適なサイズは直径70センチ〜90センチ。3〜4人掛けに最適なサイズは直径100センチ〜120センチと言えます。
いかがでしょうか?
インテリア上級者向けと思われがちな丸テーブルですが、サイズ選びを間違えなければ、一気にお部屋の雰囲気を柔らかで心地よい空間に演出してくれます。
ぜひダイニングテーブル選びの参考にしてみてください。
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