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2024.09.16

椅子の高さについて

椅子を選ぶ際に高さ(以下、シートハイ)で悩むことがあります。確かに弊社でご紹介している椅子のシートハイも商品ごとに42センチ〜44.5センチまで幅がありますし、皆さんが普段レストランやカフェで座る椅子も全て同じシートハイということはなく、それぞれが微妙に違うはずです。

ですが、お店に入って椅子に座った瞬間、「低いな〜」とか「高過ぎるな〜」とか違和感を感じることってあるでしょうか?おそらくほぼ無いのではないでしょうか?

このように1〜2センチの高さの違いであれば、体感的にはほぼ気にならないというのが実情だと思います。

一方で海外に行った時や輸入家具であれば多少違いを感じるかも知れません。これはいつも座り慣れている椅子のシートハイに比べて大きく違いがあるからでしょう。

ですので、シートハイについてはあまり神経質になる必要はなく、標準的な範囲内のものを選ぶことが大切だと考えます。

では標準的な範囲内とはどれくらいなのでしょう?目安となるのは「座る人の身長」と「テーブルとのバランス」の2点です。

身長×0.25が最適なシートハイ

一般的には【身長×0.25】が最適なシートハイと言われます。つまり身長170センチの男性の場合、170センチ×0.25=42.5センチ、身長150センチの女性の場合、150センチ×0.25=37.5センチが最適な高さという訳です。ただ、人によって座高は違いますし、座り方の癖も違います。浅く座りがちな人と深く座る人でも違いはあります。ですので、ここから前後2〜3センチ程度であれば許容範囲内なのでは無いでしょうか。

最適な「差尺」は27〜30センチ

もうひとつの目安はテーブルとのバランス。テーブルの高さと椅子のシートハイの差を「差尺」と言いますが、ダイニングの場合、27~30センチが最適な「差尺」になります。例えば天板の高さが70センチのダイニングテーブルであれば、椅子のシートハイは40~43センチが最適。国産のダイニングテーブルの高さは68センチ〜72センチのものがほとんどなので、最適な差尺と掛け合わせると38センチ〜45センチが標準的範囲内のシートハイということになります。

いかがでしょうか?

ダイニングチェアの場合、ご家族で使用するものなので、ひとりひとりの身長に合わせようとすると究極的にはそれぞれ違うシートハイの椅子を揃えることになります。もちろん最近はご家族でお気に入りの椅子を1脚づつ揃えたり、同じ椅子でも高さを変えたりと、細かくオーダーする方も増えてきました。ただ先ほどのレストランやカフェでの例のように、体感として違和感を感じることが少ないのも事実。国産の椅子であればあまり神経質になり過ぎず、標準的な範囲内のもので揃えるというのも決して悪い選択ではないと思います。

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