NEWS&COLUMN

2024.11.10

丸テーブルの下に椅子は収まるのか?

「テーブルの下に椅子の肘掛けが綺麗に収まるのか?」という内容のお問い合わせをいただくことがよくあります。長方形のテーブルであれば「天板」もしくはその下に取り付けられた「幕板」(※揺れや歪みを防止するためのもの)の最下部から床までの長さよりも、椅子の肘掛け部分までの長さが短かければ、テーブルの下に椅子を収めることができるわけですが、丸テーブルの場合はここで見落としがちなもうひとつの要件があります。

4脚椅子をセットする場合はテーブルの下で座面が…

 お部屋のインテリアに柔らかな印象を与えたり、みんなの顔が見えやすいことでコミュニケーションが円滑になりやすいと言われる丸テーブル。そんな円形ダイニングテーブルですが、椅子をセットする際に意外と盲点になることがあります。

以前こちらのコラムでもお伝えしたのですが、丸テーブルは四方に占有スペースを必要とするため、サイズ選びが重要です。テーブル自体のサイズはもちろんですが、椅子をセットした際にお部屋のレイアウト上、どれくらいの占有スペースが生じるのか?椅子に座った時は?使用していない時は?またテーブルの周りを人が通れるだけのスペースがあるのか?などなど検討にあたり細かくチェックした方がよいのはお伝えした通り。

もちろん使用しないときは、椅子をテーブルの下に収めることができれば、より占有スペースは少なくて済むのですが、丸テーブルの場合は肘掛けがテーブルの下に収まったとしても、もうひとつの要件によってテーブルの下に収まらない場合が多いのです。では、その要件とは何でしょうか。

それは椅子の座面の大きさもしくは椅子自体の大きさです。

写真のように、丸テーブルに縦横四方から椅子をセットしようとすると、テーブルの下で椅子の座面同士がつっかえます。ですので、いくら肘掛けが天板の下に収まる椅子であっても、この問題によって押し込める限度があるということです。

これは意外と盲点なのですが、丸テーブルの下に四方から4脚椅子を収めるためには、極端に座面の奥行きの狭い椅子を選ぶか、直径1600~1700以上あるテーブルでなければ不可能です。(これはどの丸テーブルでも同じです)

そもそも椅子に座るためにはテーブルサイズ+75センチのスペースが必要ですが、使用しないときには椅子はテーブルの下になるべく収めておきたいもの。ですが丸テーブルを選ぶ場合はそれも難しい場合が多いと想定しておいた方が良さそうです。

※ラウンドダイニングテーブルの納品事例はこちら

※商品紹介や納品事例はこちらでもご覧いただけます。

HOME NEWS&COLUMNCOLUMN丸テーブルの下に椅子は収まるのか?