2025.04.30
ダイニングチェアにベンチを選ぶメリットとは?気になるデメリットも解説
ダイニングスペースの家具選びで迷うのが、ベンチにするかチェアにするかという点です。
実は、ダイニングベンチには多くの魅力があり、生活スタイルによっては椅子よりも便利なケースがあります。
この記事では、ダイニングベンチを選ぶメリットとデメリット、そして選び方のポイントをわかりやすく解説します。
知っておきたい!ダイニングベンチを選ぶ7つのメリット
ダイニングベンチには、一般的なチェアにはない特徴があります。
まずは、ベンチを選ぶことで得られる7つのメリットを見ていきましょう。
メリット1:省スペース効果抜群!限られた空間を有効活用
ダイニングベンチの最大の魅力は、そのスペース効率の良さです。
椅子は使わないときも場所を取りますが、ベンチはテーブル下に完全に収納できるため、通路スペースが広く確保できます。
特に6畳や8畳などのコンパクトな日本の住宅では、この省スペース効果は非常に重要です。
食事のときだけベンチを引き出して使うことで、限られた空間を最大限に活用できます。
メリット2:詰めて座れる!来客時も安心の座席数
「急に友人が来ることになった!」そんなとき、ベンチなら臨機応変に対応できます。
椅子は1人分の座席としてしか使えませんが、ベンチは少し詰めれば3人分や4人分として活用可能です。
子どもなら特に余裕をもって座れるので、家族が多い家庭や人をよく招く家庭にとって、この柔軟性は大きな魅力。
来客時の席不足の心配がなくなるのは、大きな安心感につながるでしょう。
メリット3:子供との食事に便利!親子で使いやすい理由
ベンチなら親が子どもの隣に座って食事の補助がしやすく、複数の子どもがいても横並びで全員に目が行き届きます。椅子と違って落下の危険性が低いのもポイントのひとつです。
また、子ども用の椅子だと成長すると使えなくなりますが、ベンチであれば長く活用できます。育ち盛りの子どもがいる家庭には特におすすめできる選択肢といえるでしょう。
メリット4:おしゃれな空間演出!カフェ風・北欧風にもマッチ
インテリアの観点からも、ベンチには大きな魅力があります。
ベンチは空間にカフェのような開放感をもたらし、北欧インテリアやインダストリアルスタイルなど、さまざまなテイストに自然にマッチ。クッションやファブリックでアレンジも楽しめます。
また、空間に圧迫感が少ないため、お部屋全体を広く見せる効果も期待できます。
メリット5:コミュニケーションが円滑に?横並びの魅力
家族の会話を大切にしたい方にとって、ベンチの「横並び」という座り方は意外なメリットをもたらします。
向かい合って座る椅子と違い、横並びは肩が触れるほど近い距離感で食事ができます。
この距離感が自然と会話を生み、家族の絆を深める効果があると言われています。
子どもとのコミュニケーションにも、横並びという配置が役立つでしょう。
メリット6:意外と経済的?コストパフォーマンスの比較
4人掛けのダイニングセットを考えると、椅子4脚分の価格よりも、椅子2脚+ベンチ1台の組み合わせの方が安くなることが多いです。
さらに、シンプルな構造のベンチは故障リスクが低く、長期的に見ても経済的といえます。
メリット7:ダイニング以外でも活躍!多用途な使い道
ベンチの魅力は、その多機能性にもあります。
食事のときだけでなく、玄関の靴の脱ぎ履きスペースや、読書コーナー、リビングの一角の腰掛けなど、幅広い用途に活用できます。
収納付きタイプなら、座面下に季節のものやリネン類を収納することも可能です。

購入してから後悔しないために…知っておくべきデメリットと対策
ベンチには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
購入前に以下のポイントを確認して、後悔のない選択をしましょう。
デメリット1:長時間座ると疲れる?座り心地の注意点と対策
ベンチの最大のデメリットは、長時間座ると腰や背中が疲れやすい点です。
背もたれがないタイプが多いため、姿勢を支える筋肉に負担がかかります。
この問題に対しては、以下の対策が効果的です。
1.クッション性の高い座面素材を選ぶ
2.厚手のクッションを使用する
3.長時間座るときは椅子を併用する
特に高齢者がいる家庭では、この点に注意して選ぶことが大切です。
デメリット2:席の立ち座りが少し不便?配置の工夫で解決
ベンチは端の人が席を立つとき、内側の人も一緒に立たなければならない場合があります。
この不便さは、以下のような工夫で軽減できます。
1.テーブルと少し離して設置し、後ろからの出入りを可能にする
2.テーブルの片側だけにベンチを置き、もう片側は椅子を使う
3.引き出しやすい位置にベンチを配置する
日常的に頻繁に席を立つ必要がある方は、この点を考慮して配置を検討しましょう。
デメリット3:個人のスペースを確保しにくい?
椅子と違い、ベンチは個人の領域が明確に区切られていません。
そのため、特に他人との距離感を大切にする方や、独立したパーソナルスペースを好む方には不向きかもしれません。
この問題に対しては、次のような対応が考えられます。
1.クッションで仕切りを作る
2.家族には椅子、来客用にベンチを使うなど使い分ける
自分や家族の好みの距離感を考慮したうえで選択することが大切です。

ベンチと椅子、どっちがいい?それぞれの良さを比較
ベンチと椅子、どちらがベストな選択かは一概に言えません。
それぞれの生活スタイルに合った選択をするために、比較してみましょう。
ダイニングベンチがおすすめな人・ライフスタイル
以下のような方には、ベンチがおすすめです。
・狭いダイニングスペースを有効活用したい方
・小さな子どもがいる家庭
・来客が多く、臨機応変に座席数を増やしたい方
・カフェ風や北欧風のインテリアを楽しみたい方
・コストパフォーマンスを重視する方
・多機能な家具を求める方
特に子育て世代や若いファミリーにとって、ベンチの柔軟性は大きな魅力となるでしょう。
ダイニングチェア(椅子)がおすすめな人・ライフスタイル
一方、以下のような方には従来の椅子が適しています。
・長時間のくつろぎを重視する方
・高齢者がいる家庭
・個人のスペースを明確に区切りたい方
・席の立ち座りが頻繁な方
・デザイン性の高い椅子にこだわりたい方
・体型に合わせた椅子を選びたい方
特に食後もダイニングで長時間過ごす方や、高齢者がいる家庭では、背もたれのある椅子の方が快適に過ごせるでしょう。
ベンチとチェアを組み合わせる選択肢も
テーブルの片側にベンチ、反対側と両端に椅子を配置することで、両方のメリットを取り入れられます。
この方式なら以下のようなメリットがあります。
・スペースの有効活用と座り心地の両立
・来客時の柔軟性を確保しながら日常の快適さも維持
・インテリア的にもバランスの取れた空間演出が可能
初めてベンチを取り入れる方には、この「ハーフ&ハーフ」スタイルがおすすめです。

メリットを最大限に活かす!ダイニングベンチ選びの失敗しないポイント
ベンチを選ぶ際には、いくつかのポイントをチェックすることで、そのメリットを最大限に活かせます。
ポイント1:家族構成や使い方に合ったタイプを選ぶ
ベンチにはさまざまなタイプがあります。
・背もたれなし:もっともシンプルで省スペース効果が高い
・背もたれあり:長時間の使用でも疲れにくい
・収納付き:座面下に収納スペースがある
・跳ね上げ式:座面を持ち上げて収納できるタイプ
家族構成や主な使用目的に合わせて、最適なタイプを選びましょう。
高齢者がいる家庭なら背もたれあり、収納スペースが欲しい方は収納付きなど、ニーズに合わせた選択が大切です。
ポイント2:ダイニングテーブルとのサイズ・高さバランスを確認する
ベンチとテーブルのバランスは、使い勝手を大きく左右します。
以下の点に注意しましょう。
・ベンチの長さ:テーブルの対応する辺より10〜20cm短いものが理想
・座面の高さ:テーブル天板から30cm下が標準的
特に既存のテーブルにベンチを合わせる場合は、事前に正確な採寸をすることが重要です。
ポイント3:素材やデザインで快適性・インテリア性を高める
素材選びも重要なポイントです。
・木製:温かみがあり、インテリアに調和する
・スチール:モダンな印象で、メンテナンスが容易
・ファブリック:座り心地が良いが、汚れやすい
・合成皮革:お手入れが簡単で、子どもがいる家庭に向いている
使いやすさだけでなく、お手入れのしやすさや耐久性も考慮して選ぶことが大切です。
ポイント4:壁付け設置も考慮して配置をイメージする
ベンチの配置方法も検討しておきましょう。
・壁付け:背面を壁に付けることで安定感が増す
・アイランド型:部屋の中央に置くスタイル
・コーナー型:L字型に配置するスタイル
事前に部屋の寸法を測り、実際の配置をイメージすることで、後悔のない選択ができます。
また、家具店やショールームで実際に座ってみることも大切です。
まとめ:ダイニングベンチのメリットを理解して、理想の食卓空間を
ダイニングベンチには、省スペース性、柔軟な座席数、子育ての便利さなど多くのメリットがあります。
一方で、長時間座ると疲れやすい、立ち座りがやや不便といったデメリットも存在します。
理想的なのは、ライフスタイルや家族構成に合わせて、ベンチと椅子を組み合わせたり、背もたれの有無や素材を工夫したりすることです。
自分たちの生活スタイルに合ったベンチを選ぶことで、快適でおしゃれな食卓空間を実現できるでしょう。
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