2025.10.29
丸テーブルで後悔しないためのメリット・デメリット


ダイニングテーブルというと長方形の大きなテーブルが一般的ですが、おしゃれで柔らかな印象の丸テーブルも素敵ですよね。
「使ってみたい」「おしゃれで素敵」と、憧れる方も多い丸テーブル。
この記事では、気になるメリットやデメリットを詳しく解説し、失敗しない選び方をご紹介します。
あなたのライフスタイルに合った丸テーブル選びの参考にしてください。
丸テーブルのメリット
丸テーブルには、四角いテーブルにはない魅力的な特徴がたくさんあります。
ここでは、丸テーブルを選ぶことで得られる5つのメリットをご紹介します。
会話が弾む自然な距離感
丸テーブルは、座っている人全員が中心を向く配置になります。
長方形のテーブルと違い、対面や横並びで視線が遮られることがありません。
家族や友人との食事中に、全員の表情を見ながら自然と会話ができるのが魅力。
特に奇数人数で座る場合でも、席の偏りが生じにくく、みんなが平等に会話に参加できます。
食卓を囲む時間を大切にしたいご家庭には、理想的な形状と言えるでしょう。
どこにでも椅子を置ける
長方形のテーブルは座る場所が4辺に限定されますが、丸テーブルなら360度どこにでも椅子を配置できます。
来客で人数が増えたときも、椅子を詰めて柔軟に対応することが可能です。
・家族が増えたときの対応がしやすい
・友人を招いたときに席を追加しやすい
・子ども用チェアを好きな位置に置ける
脚の位置によって座りやすさは変わりますが、中央に1本脚のタイプなら足元が広く使えて快適です。
インテリアのアクセントになる
テレビや収納棚など、部屋には四角いアイテムが多く配置されがちです。
そこに丸テーブルを取り入れることで、空間に柔らかな印象が加わり、おしゃれなアクセントに。視覚的なバランスが整い、リラックスできる雰囲気が生まれます。
ナチュラルスタイルだけでなく、モダンな空間でも金属脚と組み合わせれば引き締まった印象になりますよ。
スムーズな生活動線を確保できる
狭いダイニングやワンルームでは、曲線の形状が生活動線をスムーズにしてくれます。
・キッチンから料理を運ぶときの移動がしやすい
・掃除機をかけるときにぶつかりにくい
・掃除も円周を一周するだけで完了
日々の暮らしの中で、ストレスを減らせる点は大きなメリットです。
小さな子供にも安全な角のない形状
丸テーブルの最大の特徴は、角がないという点です。
小さなお子様が走り回ったときに、頭や顔をぶつけても大きなケガになりにくい構造になっています。
特に保育園や幼稚園に通う年齢のお子様がいるご家庭では、安全面を考慮して丸テーブルを選ぶ方が増えています。
角のプロテクターを追加で付ける必要もなく、見た目もすっきりと保てます。

丸テーブルのデメリット
丸テーブルには魅力的なメリットがある一方で、購入前に知っておくべきデメリットも存在します。
ここでは、後悔しないために把握しておきたい3つのポイントをご紹介します。
壁付けできずレイアウトが制限される
丸テーブルは、四角いテーブルのように壁にぴったりと寄せて配置することができません。
壁との間に無駄なスペースが生まれてしまうため、部屋のスペースを最大限に活用したい方には不向きです。
また、丸テーブルは四方に椅子を出し入れするスペースが必要になります。
例えば直径120cmのテーブルなら、椅子の出し入れに約60cmを加えて、横幅230cmの空間が必要です。
ダイニングスペースに十分な余裕がない場合、動線が確保できずに不便を感じることになります。
作業スペースが狭くなる可能性がある
丸テーブルは、同じサイズの長方形テーブルと比べて、使える天板のスペースが狭く感じられます。
四角いテーブルは四隅まできっちり使えますが、丸テーブルは角にあたる部分がありません。
・パソコンと資料を並べて作業するのが難しい
・ノートや教材を広げる学習スペースとして使いにくい
・在宅ワークやリモート会議には不便
食事以外にもダイニングテーブルを活用したい方は、少し大きめのサイズを選ぶ必要があります。
作業用途が多い場合は、四角いテーブルの方が適しているかもしれません。
置ける食器の数が限られる
丸テーブルは、大人数で食事をするときに食器を並べるスペースが不足しがちです。
一般的に1人が食事をするために必要なスペースは「幅60cm×奥行き40cm」とされています。
長方形のテーブルなら各辺に均等に配置できますが、丸テーブルでは隣の人とスペースが重なり合います。
特に4人以上で座る場合、お皿や小鉢、飲み物を置くと手元が窮屈に感じることも。
鍋料理やホットプレートを囲む機会が多いご家庭は、直径120cm以上の大きめサイズを検討しましょう。
丸テーブルが向いている人・向いていない人の特徴
丸テーブルが自分に合っているかどうかは、ライフスタイルや住環境によって変わります。
ここでは、丸テーブルを選ぶべき人と、四角テーブルの方が適している人の特徴を解説します。
丸テーブルをおすすめする人
▶︎ダイニングスペースに十分な余裕がある方
丸テーブルは四方にスペースが必要なため、広めのダイニングがある方に向いています。
部屋の中央に配置することで、開放的でおしゃれな空間が完成します。
▶︎家族や友人との会話を大切にしたい方
食卓を囲んでコミュニケーションを楽しみたい方には、丸テーブルが最適です。
全員の顔を見ながら話せるため、会話が自然と弾みます。
▶︎小さなお子様がいるご家庭
角がないため、走り回るお子様がぶつかっても安心です。
安全性を重視する子育て世代に特におすすめします。
▶︎1〜2人暮らしの方
直径60〜80cmのコンパクトな丸テーブルなら、省スペースで設置できます。
ワンルームや小さなダイニングでも、圧迫感なく使えるのが魅力です。
四角テーブルの方が適している人
▶︎部屋のスペースを最大限に活用したい方
壁付けレイアウトでスペースを有効に使いたい場合は、長方形のテーブルが適しています。
丸テーブルでは実現できない配置の自由度があります。
▶︎在宅ワークや勉強机としても使いたい方
パソコン作業や書き物をする機会が多い方には、四角いテーブルの方が便利です。
資料やノートを並べても余裕があり、作業効率が上がります。
▶︎料理や食器をたくさん並べたい方
食卓に多くのお皿や調味料を置く習慣がある方は、長方形テーブルの方がストレスがありません。
天板を広々と使えるため、配膳がスムーズに行えます。
失敗しない丸テーブルの選び方
丸テーブルを購入する前に、後悔しないためのポイントを押さえておきましょう。
ここでは、サイズ・素材・脚の形状という3つの重要な選び方をご紹介します。
サイズ
丸テーブルを選ぶ際、最も重要なのが使用人数に合わせたサイズ選びです。
1人が食事をするために必要な面積は約2,400cm²とされています。
人数別の推奨サイズ
| 使用人数 | 直径 | 特徴 |
| 1人 | 直径70cm | 一人暮らしに最適 |
| 2人 | 直径80cm | カップルや夫婦向け |
| 2〜3人 | 直径90cm | 小家族に対応 |
| 3〜4人 | 直径110cm | 標準的な家族サイズ |
| 4〜5人 | 直径120cm | 来客にも対応可能 |
| 6人以上 | 直径130cm以上 | 大家族・来客が多い家庭 |
鍋料理やホットプレートを頻繁に使う場合は、ワンサイズ大きめを選ぶと快適です。
また、設置スペースも忘れずに確認しましょう。
詳しくは▶︎丸テーブルのサイズ選びについて
天板の素材
天板の素材によって、見た目の印象やお手入れのしやすさが大きく変わります。
▶︎無垢材
天然木の温もりを感じられ、経年変化で味わいが増します。
定期的なオイルケアが必要ですが、長く愛用したい方におすすめです。
▶︎メラミン天板
耐水性・耐汚れ性に優れ、日々のお手入れが簡単です。
小さなお子様がいるご家庭や、忙しい方に向いています。
▶︎大理石調・セラミック
高級感があり、モダンな空間にぴったりです。
熱や傷に強く、実用性とデザイン性を兼ね備えています。
脚の形状
テーブルの脚の形状は、座りやすさと見た目の印象を大きく左右します。
▶︎中央1本脚タイプ
足元が広く使えて、どこにでも椅子を配置できます。
人数の増減に柔軟に対応できる点が魅力です。
ただし、天板の端に体重をかけると倒れやすいため、直径が大きいテーブルを選ぶ際は安定性を確認しましょう。
▶︎4本脚タイプ
安定感があり、見慣れた安心感のあるデザインです。
ただし、椅子の脚と干渉しやすいため、座る位置がやや制限されます。
▶︎2本脚・3本脚タイプ
デザイン性が高く、個性的な空間を演出できます。
足元の自由度と安定性のバランスが取れた選択肢です。
家族構成や使い方に合わせて、最適な脚の形状を選んでください。
詳しくは▶︎ラウンドダイニングテーブル(丸テーブル)の脚の形状はどれが最適か?
丸テーブルに関するよくある質問
丸テーブルの購入を検討する際、多くの方が気になる疑問にお答えします。
実際の使い勝手について、具体的に解説していきます。
勉強やパソコン作業はしにくい?
丸テーブルでも、サイズ選びを間違えなければ作業は十分に可能です。
ただし、長方形のテーブルに比べると、資料やノートを並べるスペースはやや限られます。
▶︎快適に作業するためのポイント
・直径110cm以上のサイズを選ぶ
・中央1本脚のタイプなら足元が広く使える
・一人での作業なら十分なスペースが確保できる
複数人で同時に作業をする場合や、大量の資料を広げる必要がある場合は、四角いテーブルの方が適しています。
食事がメインで、時々作業をする程度なら丸テーブルでも問題ありません。
丸テーブルの下に椅子は収まる?
丸テーブルの場合、椅子を完全にテーブル下へ収納するのは難しい場合があります。
長方形のテーブルなら辺に沿って椅子を収められますが、丸テーブルは天板が円形のため、椅子が突き出る形になります。
▶︎椅子の収納をスムーズにする方法
・背もたれが低めの椅子を選ぶ
・曲線的なデザインの椅子を選ぶ
・テーブル直径より小ぶりな椅子を選ぶ
ただし、日常的には椅子を完全に収納する必要はありません。
通路幅さえ確保できていれば、椅子が少し出ていても生活に支障はないでしょう。
詳しくは▶︎丸テーブルの下に椅子は収まるのか?
まとめ
丸テーブルは、会話が弾みやすく安全性が高い魅力的なダイニングテーブルです。
柔らかな印象を与え、インテリアのアクセントとしても活躍します。
一方で、壁付けができない、作業スペースが狭いなどのデメリットもあります。
購入前には必ず、設置スペース・使用人数・生活スタイルを考慮しましょう。
サイズは人数に合わせて選び、天板素材や脚の形状もライフスタイルに合わせて決定してください。
この記事を参考に、あなたにぴったりの丸テーブルを見つけて、快適なダイニング空間を実現してください。
※ダイニングテーブル選びはこちらから
※商品紹介や納品事例はこちらでもご覧いただけます。