2025.11.10
【新居の家具】いつ買うのが正解?最適な購入タイミング徹底解説


新居への引っ越しが決まったときに「家具はいつ買うべき?」と悩む方は多いでしょう。
購入を急ぎすぎて部屋に合わないサイズを選んでしまったり、逆に遅すぎて入居日に間に合わなかったりといった失敗も。
この記事では、家具購入の最適なタイミングと、失敗しない購入ステップを詳しく解説します。
購入タイミング別メリット・デメリット比較
入居前に家具を購入する場合
▶︎メリット
入居当日からすぐに快適な生活をスタートできる点が最大の魅力です。
ベッドやダイニングテーブル、照明やカーテンなど必需品がすべて揃っていれば、引っ越し後の面倒な手続きや片付けに集中できます。
特に仕事や学校がある場合、翌日から通常の生活リズムを保てるのは大きな利点でしょう。
また、引っ越しの繁忙期である春先や年末は工場の生産がピークを迎えるため、余裕を持った注文が重要になります。
▶︎デメリット
実際に住む前に購入するため、部屋の雰囲気やサイズ感とのミスマッチが起こりやすい点には注意が必要です。
家具は問題なくても、搬入経路の確認を怠ると玄関や階段を通らないというトラブルも発生します。
また、新築契約後は気分が高揚し、金銭感覚が麻痺しやすくなるもの。
必要以上に高額な家具を購入して予算オーバーしないよう、事前に上限を決めておきましょう。
入居後に家具を購入する場合
▶︎メリット
実際の部屋を見てから購入できるため、サイズや雰囲気のミスマッチを防げます。
壁紙や床材の色、自然光の入り方なども確認した上で選べるので、統一感のあるインテリアを実現しやすいでしょう。
生活動線も実際に体験してから考えられるため、「こんなはずではなかった」という失敗を最小限に抑えられます。
時間をかけてじっくり選びたい方や、こだわりの強い方に向いている方法といえます。
▶︎デメリット
入居後しばらくは、家具が揃わない不便な生活を強いられる点がデメリットです。
ダイニングテーブルがなければ床に座って食事をする必要があり、収納家具がなければ荷物の片付けも進みません。
せっかくの新居なのに、味気ない生活になってしまう可能性があります。
また、受注生産の家具は納期に数か月かかることもあるため、必要な時期に間に合わないリスクも考慮しましょう。

失敗しない家具購入から搬入までの5ステップ
ステップ1【入居1〜2ヶ月前】内覧・採寸・搬入経路の確認
まずは新居の内覧時に、部屋のサイズを正確に測りましょう。
天井高、窓の幅と高さ、コンセントの位置なども忘れずに記録します。
特に重要なのが搬入経路の確認です。
玄関ドア、廊下、階段の幅を測り、大型家具が通れるかチェックしてください。
マンションの場合はエレベーターのサイズも測っておくと安心です。
写真を撮っておくと、後で家具店で相談する際にも役立ちますよ。
ステップ2【入居1ヶ月前】家具リスト作成と予算計画
必要な家具をリストアップし、優先順位をつけていきます。
予算は建築価格の10%程度が目安とされていますが、何を重視するかによって変わります。
こだわりたいポイントを明確にし、予算配分を考えましょう。
今使っている家具で代用できるものがあれば、新規購入の費用を大幅に抑えられます。
また、資材の高騰により家具の価格も上昇傾向にあるため、気に入ったものがあれば早めに検討することをおすすめします。
ステップ3【入居2〜3週間前】大型家具の注文
大型家具は納期に時間がかかるため、早めの注文が重要です。
受注生産の家具は通常1〜2か月、繁忙期の春先や年末は3か月程度かかることもあります。
また、年末年始やゴールデンウィークは工場が休業するため、その期間も考慮に入れましょう。
海外メーカーの家具はさらに時間がかかり、半年程度見ておく必要があります。
お届け希望日の1年前から注文を受け付けているショップもあるので、計画的に進めてください。
ステップ4【引っ越し当日〜翌日】搬入と設置
引っ越し当日は、家具の搬入と設置を行います。
特にベッド、カーテン、照明は最優先で設置しましょう。
ベッドがないと初日から快適な睡眠が取れず、翌日の生活に支障をきたします。
カーテンは防犯の観点からも必須で、照明がないと夜間の生活ができません。
これら3つは「引っ越し当日から必要な家具」として、必ず準備しておきましょう。
その他の家具は、生活動線を考えながら少しずつ配置を決めていきます。
ステップ5【入居後】生活雑貨や追加家具の購入
入居後は、実際の生活をしながら必要なものを買い足していきましょう。
ラグやクッション、小物類などは急いで揃える必要はありません。
生活してみて初めて「ここに収納が欲しい」「この場所に照明があると便利」といった気づきが生まれます。
必要になったタイミングで購入することで、無駄な出費を抑えられるでしょう。
また、知人から家具を譲り受ける機会があるかもしれませんので、焦らずゆっくり揃えていくのがおすすめです。
新生活で揃える家具の優先順位リスト
最優先で揃えるべき必須家具
引っ越し当日から必要な家具を表にまとめました。
| 家具・インテリア | 理由 | 注意点 |
| ベッド・寝具 | 初日から睡眠を確保するため | サイズと搬入経路の確認必須 |
| カーテン | 防犯と日差し・冷気対策 | 窓サイズを事前に測定 |
| 照明 | 夜間の視界確保 | 天井高と部屋の広さに合わせる |
| ダイニングテーブル・椅子 | 食事スペースの確保 | 家族の人数に合ったサイズを |
これらは入居日までに必ず揃えておきましょう。
カーテンはオーダーに2〜3週間かかることがあるため、特に早めの準備が重要です。
新築の場合は規格外の窓サイズも多いので、内覧時の採寸を忘れずに行ってください。
入居後に買い足していく家具
次に、入居後にゆっくり選んでも問題ない家具を紹介します。
▶︎ゆっくり選んでも大丈夫な家具
・ソファ
・テレビボード
・ラグ・カーペット
・本棚・飾り棚
これらは実際の生活をイメージしながら、部屋の雰囲気に合うものをじっくり選びましょう。特にソファは大型で高額なため、サイズと予算をしっかり検討してから購入することをおすすめします。
新居の家具選びに関するよくある質問
家具と家電、購入はどちらが先?
優先順位は「生活に必須かどうか」で判断しましょう。
家電では冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンが特に重要です。
これらは入居日に間に合うよう、家具と同じタイミングで注文しておくことをおすすめします。
家具は先述の通り、ベッド・カーテン・照明・ダイニングセットが最優先です。
家具と家電を同時進行で選ぶと時間がかかるため、まず必需品をリストアップしてから、予算と納期を考えて購入計画を立てましょう。
新築・賃貸で家具の選び方は変わる?
新築と賃貸では、家具選びのポイントが若干異なります。
新築の場合は長く住むことを前提に、質の良い家具への投資を検討しても良いでしょう。
また、造り付けの収納やオーダー家具を住宅ローンに組み込める可能性もあります。
賃貸の場合は、次の引っ越しも考慮して移動しやすいサイズや重さの家具を選ぶのが賢明です。
ただし、どちらの場合も「長く使える良質な家具」を選ぶことで、結果的にコストパフォーマンスが高くなります。
古い家具の処分方法は?
新居に持っていかない家具の処分方法は、いくつかの選択肢があります。
最も手軽なのは、新しい家具を配送してもらう際に引き取ってもらう方法です(有償サービス)。
その他、自治体の粗大ごみ回収、リサイクルショップへの売却、フリマアプリでの販売、知人への譲渡などがあります。
状態の良い家具であれば、リサイクルショップやフリマアプリで売却することで、新しい家具の購入資金に充てられます。
処分には時間がかかることもあるため、引っ越し日から逆算して早めに動き出しましょう。
まとめ
新居の家具購入は、入居の1〜2か月前から準備を始めるのが理想的です。
特に受注生産の家具は納期に余裕を持たせ、繁忙期なら3ヶ月前には注文しましょう。
入居前購入は快適な生活をすぐに始められ、入居後購入は部屋に合った家具を選べるという、それぞれのメリットがあります。
ベッド・カーテン・照明・ダイニングセットを最優先で揃え、その他は生活しながら買い足していくのがおすすめです。
予算とこだわりのバランスを考え、長く愛用できる家具を選んでください。
※新居の家具選びはこちらから
※商品紹介や納品事例はこちらでもご覧いただけます。