深みのある暗褐色と、木目が描く流れるような濃淡。重厚感のあるウォールナット材を、天板から脚、幕板にいたるまで贅沢に使用したダイニングテーブルです。スクエアタイプと比べるとやや可愛らしいイメージを持たれがちなラウンドテーブルですが、ウォールナットならモダンでスタイリッシュな印象に。ナチュラルが好みならオーク材、経年変化を楽しみたいならチェリー材など、空間のイメージに合わせて樹種を選ぶのも無垢材家具ならではの楽しみと言えます。
製作するのは、福岡県朝倉市で50年にわたり椅子やテーブルをつくる工場。卓越した木材の目利きと職人の確かな技術を受け継ぎ、無垢材の家具を一点一点丁寧に製作しています。
天板のエッジ部分に施された半丸の面取り加工は、厚みのある天板を軽やかに見せると同時に、曲線の描くやわらかさを両立。4本の脚は先端に向けて細くなる楕円柱のフォルムに削り出し、放射状に取り付けることで外側からの見た目をシャープに仕上げました。
また湿度変化による無垢材特有の反りや割れには、天板の直径ギリギリまで渡した「反り止め」でしっかりと対策されているので安心。木の特性を知り尽くす職人の知恵と技術が詰まった一品です。