2025.10.31
【保存版】ダイニングチェアの選び方ガイド — 失敗しないポイントと見落としがちな4つの注意点


はじめに — 「ダイニングチェア選び」でまず押さえるべきこと
毎日使うダイニングチェアは、見た目だけで選ぶと失敗しやすいアイテムです。デザインや素材はもちろん大切ですが、食事のしやすさ・動線・将来のメンテナンス性など、実生活に即した観点で選ぶことが重要です。本記事では「ダイニングチェアの選び方」をテーマに、購入前に必ず確認したいポイントを具体的に解説します。
目次
1.コーディネート方針:揃える?バラバラにする?
2.座面高さ(シートハイ)とテーブルの差尺の決め方
3.肘掛け・重量・使い勝手の見極め方
4.張り替え・修理・仕上げのメンテナンス性チェック
5.まとめ:ダイニングチェア選びのチェックリスト
1.コーディネート方針を決める(統一感 vs アクセント)
ダイニングチェアを選ぶとき、まず最初に考えるべきは空間の「方向性」。テーブルと椅子を同じ色・素材で揃えると統一感が出て落ち着いた印象に。逆に椅子をあえてバラバラにしたり、テーブルと色や素材を変えるとアクセントになり、個性的な空間を作れます。
・統一感を重視:狭めのダイニングや上品な雰囲気に向く
・アクセント重視:開放的・カジュアルな空間、インテリアの主張を出したい場合に有効

2.座面高さ(シートハイ)とテーブルとのバランスが最重要
見落としがちな基本事項が「座面の高さ」です。座ったときの快適さや食事時の姿勢はシートハイで大きく変わります。
・シートハイの目安:身長 ÷ 4(個人差ありの目安)
・テーブルとの差尺(天板と座面の差):一般的に27〜30cmが日本人に合いやすいとされます。
・実地チェック:靴を履いた状態・脱いだ状態の両方で座ってみる。テーブル下に足が入りやすいか、肘が天板に当たらないか確認しましょう。

3.肘掛けの有無・椅子の重さ・動線を考える
日常の使いやすさに直結するのがこの項目です。
・アームチェア(肘掛けあり):リラックス性抜群。ただしテーブル周りで必要なスペースが増え、出入りがやや不便になる可能性あり。
・アームレスチェア:出入りがスムーズで省スペース向き。ダイニングでの動線が重要ならこちらがおすすめ。
・重さ:掃除や配置換えを考えると、あまり重過ぎない方が扱いやすい。頻繁に動かす家庭は軽めを選ぶとストレスが減ります。
家族構成や暮らし方(子どもがいる、頻繁に来客がある等)を考えて選んでください。

4.張り替え・修理・仕上げ(メンテナンス性)を確認する
長く使うためにはアフターケアのしやすさも重要です。
・張り替えの可否:布張り・革張りは消耗しやすい。張り替えが簡単な構造かどうか確認する。
・仕上げの種類:オイル仕上げは自宅での簡易メンテナンスが可能。ウレタン塗装は耐久性は高いが、補修は専門業者へ依頼が必要。
・パーツ入手性:脚や金具の交換が将来可能かどうかもチェックポイント。
購入時にメーカーや販売店に「張り替え対応」「補修の流れ」を確認しておくと安心です。

ダイニングチェア選び:最終チェックリスト(購入前に確認)
□コーディネート方針(統一 or アクセント)は決まっているか?
□実際に座ってシートハイを確認したか?(身長÷4を参考に)
□テーブルとの差尺は27〜30cmか?
□肘掛けの有無と椅子の重さで動線・掃除をシミュレーションしたか?
□張り替え・仕上げのメンテナンス性を確認したか?
本記事で紹介した【コーディネート方針/座面高さと差尺/肘掛けと重さ/メンテナンス性】の4点を買う前に必ずチェックすれば、失敗の確率はぐっと下がります。気になる椅子があれば、このチェックリストを持って実物を試してみてください。
※ダイニングチェアの一覧はこちら
※「テーブルと椅子の最適な高さのバランスについて」はこちら
※「ウレタン塗装とオイル仕上げ(オイル塗装)の違いについて」はこちら
※「椅子の張り替えについて」はこちら
※商品紹介や納品事例はこちらでもご覧いただけます。