納品事例「スペースに合わせて特注した直径115cmの丸テーブル」

「ラウンドテーブル『SF31』を直径115cmで作れないか？」とお問い合わせをいただいたM様。こちらのコラムでもご紹介の通り、丸テーブルは四方に占有スペースを必要とするため、サイズの選び方ひとつでお部屋の印象が変わってきます。本来のサイズは直径120cmなのですが、今回は特注で直径115cmのラウンドテーブルを製作させていただきました。わずか5cmの違いですが、部屋に収まるとゆったり感が違います。

「SF31」は希少な北海道産の桜材を使用。亡くなった先代社長が30〜40年前に仕入れた国産の桜材でしたが、芯に近いほど色味が赤く、表皮に近い外側ほど白っぽい桜材は色のコントラストが強く、家具の見た目に均一性が重要視された時代には扱いづらい樹種だったそう。時代と共に使い手の価値観も多様化し、今はそれも無垢材ならではの個性として捉える人が増えてきたので日の目をみることができました。

テーブルのコントラストに合わせて、椅子もブラックチェリーとウォールナットを２脚づつそれぞれセット。単調にならず、全体としてバランスの取れたダイニングセットになりました。