座面を含むすべてのパーツを無垢材のみで製作する贅沢なハーフアームチェアは、SF6、SF7、SF33の同シリーズです。シャープに伸びた後ろ脚と繊細に削り出されたアーム、そして緩やかなカーブを描く背もたれが横顔の美しさを強調。直線と曲線が生み出す凛然としたシルエットに、デザイン性の高さを感じます。また、肘掛けが小さく出入りがしやすいのもダイニングチェアとして魅力。
製作するのは福岡県朝倉市で50年にわたり、椅子づくりを営む小さな工場。国内有数の高い技術力を誇り、職人の手で一点一点、無垢材の椅子を製作しています。
快適な座り心地を生み出す背もたれのカーブは、「曲げ木」の技術によるもの。木材を100度ほどの蒸気で熱し、ゆっくり圧力をかけて曲げていく伝統技法です。樹種によるねばりの差や含水率の違いに合わせた細かな調整が要求され、木の性質を知り尽くした職人の経験だけが頼りなのだそう。また、厚みのある無垢材をお尻のラインに沿って削り出した座面部は、板座でありながらやわらかな座り心地を実現。幅・奥行きともにゆったりと設計され、あらゆる体型の人に寛いでもらえる一脚に仕上がっています。
素材はレッドオーク、ホワイトオーク、ウォルナット、ブラックチェリーからセレクトが可能。オイル仕上げならではの無垢材の質感や経年変化もお楽しみください。