SF46と同シリーズのアームチェア。座面以外のすべてが無垢材で構成された贅沢なチェアは、曲線を強調したフォルムと手仕事で丁寧に面取りされたディテールにより、見た目も手触りも優しい印象に。最大の魅力は、軽量ながらゆったりと体をあずけられるラグジュアリーな座り心地。その秘密は背もたれにあります。厚さ32mmとボリュームのある背もたれは、曲木加工ではなく、ブロック状の無垢材をNCルーターで精密に削り出したもの。左右だけでなく上下方向にも滑らかなカーブを描く三次曲面が腰から背中のラインに寄り添い、包み込むように体を支えてくれます。また、座面は4°、背もたれは106°と、通常のダイニングチェアよりも傾斜をやや深めに設定し、リクライニング性を高めることで長時間座っても疲れにくいデザインに。そして500mm×470mmの広々した座部には、薄さと強度を兼ね備えた成形合板をベースに使用し、その上に50mm厚のウレタンを張って高いクッション性を実現。最も負荷がかかる座枠と後脚の接合部ではホゾとダボをかんぬき状に組み合わせるなど、木工の伝統技術と最新鋭の機器を融合させたものづくりで強度と耐久性を高めています。
製作しているのは福岡県朝倉市で50年以上にわたり家具づくりを営む工場。一枚の板から節のない材が最も大きく採れる最高グレード「FAS」を基準に木材を厳選し、職人の手で一点一点、無垢材の椅子を製作しています。樹種は4種からセレクト可能。座面の張地は50種以上から選べるので、空間のイメージに合わせて自由な組み合わせをお楽しみください。